ポリエステルテープ

IVY250

シリコン面の接着や耐熱性を必要とするマスキング用に

  • 耐熱性、耐溶剤性に優れています。
  • フィルムつなぎ(スプライス)用途に適します。
  • 糊残りしにくい粘着剤を使用しています。

IVY250とは

ポリエステル粘着テープは、ポリエステルフィルムにシリコーン系の粘着剤を塗布した耐熱性に優れる粘着テープです。
シリコン面の接着をはじめ、耐熱マスキングやフィルムのつなぎ(スプライス)用途に適しています。

3つの特長

  • 糊残りしにくい粘着剤を使用
    工程後の再剥離性に優れており、被着体への糊残りのリスクを最小限に抑えます。
  • 耐熱性、耐溶剤性に優れる設計
    150℃までの耐熱性を持ち、熱が加わる工程や溶剤を使用する環境下でも安定したマスキング性能を発揮します。
  • プラスティック製コアを採用し発塵を抑制
    紙管ではなくプラスティック製の芯(コア)を採用。クリーンルームなどの発塵を嫌うデリケートな製造環境にも最適です。

用途

  • 欠点位置表示(タグ付け)
    材料加工時の異物混入部やキズ、汚れなどの明示用
  • スプライス(つなぎ合わせ)用途
    シリコン処理面の剥離紙(セパレーター)やフィルム原反材料のスプライス
  • 端末留め・マスキング用途
    フィルム原反材料の端末留め、仮固定、封緘、封止用途および150℃までの耐熱性を必要とするマスキング用

主な使用現場

スリット加工、コーティング加工、打ち抜き加工、粘着塗工(クリーンルーム含む)、粉体塗装、剥離紙を用いた加工全般

◇ IVY250の課題解決事例

事例1. プロセスにおける被着体への「糊残り」を解消(大手化学・光学製品メーカー様)

●Before(課題):
 新素材を用いた光学レンズの工程において、ガラス製の型をテープで仮固定し、ポリマー材料を注入して加熱処理を行う工程がありました。しかし、熱によって被着体であるガラスに粘着剤がこびりついてしまう「糊残り」が発生。他社製のシリコーン系テープを複数試すも相性が悪く、開発が難航していました。

●After(解決):
 「IVY250」での本格テストをご提案し、150℃の加熱下でも強力に密着しながら、剥離時には一切の糊残りを起こさない絶妙なバランスを実現。ガラス型への糊残り課題をクリアし、新製品開発のブレイクスルーに繋がりました。

●Why(当社の強み):
 発塵を極限まで抑制する「プラスティック製コア(芯)」を採用した製品仕様により、デリケートな光学ガラスの製造現場でもゴミの侵入を防ぐご提案を行いました。また、研究開発での細かなサイズ指定(ミリ単位のスリット加工)への即応や、最短翌日でのサンプル発送など、圧倒的なスピード感を持ったサポートが開発の加速に貢献しました。

事例2. スプライス(テープ繋ぎ)工程のコストと安定性の両立(大手加工・コンバーター様)

●Before(課題):
 製造ラインでのフィルムやセパレーター(剥離紙)のスプライス用途において、既存の他社製テープはコストが高く、性能面でも満足のいくものではありませんでした。ライン稼働の安定とコスト削減の両立が急務となっていました。

●After(解決):
 「IVY250」への切り替えにより、確実なテープ接合によるライン稼働の安定化を実現しつつ、大幅なコストダウンに成功。その実績が評価され、本社工場だけでなく海外拠点への水平展開も決定し、全社的な製造コスト削減に貢献しています。

●Why(当社の強み):
 「IVY250」の高い基本性能(耐熱性、シリコーン面への接着性)をベースに、現場での作業効率向上とコストメリットを最大化するため、視認性の高い青色を活かした「幅広(250mm)」という特殊サイズのロールを個別に製造し、安定供給する体制を構築しました。

◇ よくある質問(FAQ)

Q. IVY250はどのようなテープですか?
A. ポリエステルフィルムにシリコーン系の粘着剤を塗布した、耐熱性に優れる粘着テープです。シリコン面への接着や、150℃までの耐熱性が求められるマスキングフィルムのつなぎ合わせ(スプライス)用途などに適しています。

Q. 他のテープと比べてどのような特長がありますか?
A. 耐熱性・耐溶剤性に優れていることに加え、剥がした際に「糊残りしにくい」粘着剤を使用している点が最大の特長です。また、紙管ではなくプラスティック製コアを採用しているため、ホコリなどの発塵を抑制できます。

Q. 耐熱温度は何度ですか?
A. 150℃まで対応可能です。熱が加わる製造プロセスやマスキング用途で安定してご使用いただけます。

Q. クリーンルームでの使用は可能ですか?
A. はい、ご使用いただけます。発塵を抑制するプラスティック製コア(芯)採用しているため、クリーンルーム環境下での粘着塗工や、デリケートな光学レンズ・ガラスの製造現場などでも安心して導入いただいております。

Q. 自社の設備に合わせてテープの幅を変更することはできますか?
A. はい、可能です。ミリ単位での細かなスリット加工指定はもちろん、テープのスプライス工程における「ライン稼働の安定化」と「作業効率・コストの最適化」を両立するため(例:250mm幅)、現場の条件に合わせた柔軟なカスタマイズに対応いたします。

Q. テスト用に少量のサンプルだけもらうことはできますか?
A. はい、可能です。初回の評価用に限り、テストに必要な最小単位(1巻)からのご提供に対応しております。余分な在庫リスクを抱えることなくお試しいただけます。また、自社内で加工を行うため短納期でのスピード発送も可能です。

Q. 現在使っているテープだとガラスや材料に「糊残り」して困っています。IVY250で解決できますか?
A. 解決できる可能性が非常に高いです。IVY250は加熱下でも強力に密着しながら、糊残りしにくい絶妙なバランスのシリコーン系粘着剤を使用しております。実際に、ガラス型への糊残りに悩まれていた光学レンズメーカー様にて、被着体を汚さずにプロセスをクリアした導入実績がございます。

Q. どのような工程・場所でよく使われていますか?
A. スリット加工、コーティング加工、打ち抜き加工、粉体塗装などの現場で広く使用されています。具体的には、シリコン処理面の剥離紙(セパレーター)のスプライスや、材料の欠点位置をタグ付け、耐熱マスキングなどで活躍しています。

IVY250製品仕様

品番 基材 粘着剤 厚み
(mm)
最大幅
(mm)
長さ
(M)
粘着力
(N/25mm)
特長 主な用途 データシート
IVY250 PETフィルム シリコン系 0.055 750 50 8.8 ■糊残りせずに剝離できます
■耐熱性、耐溶剤性に優れています
セパレーターのスプライス用途として、耐熱マスキング用、フィルム